ペンギン好きに薦めたい水族館といえば、マゼランペンギンの聖地・新潟県上越市立水族博物館 うみがたりだ。
マゼランペンギンの飼育数は120羽超、日本一。
1階の屋内から、広々としたプールを素早く泳ぐペンギンの姿がゆったりと観察できる。
そして何より一番のお薦めスポットは、「マゼランペンギンミュージアム」2階のエリアだ。
一大生息地であるアルゼンチンのプンタ・トンボを再現したというこちらのエリア、柵もガラスもなく、間近でマゼランペンギンを見ることができる。


しゃがんだり触れたりするのは禁止されているが、それにしたって近い。
自分の足元をてこてこ歩いてくれることもある。
天国か!?
漫画「カワイスギクライシス」(城戸みつる著)の初期のミトラ状態となって「ペンギンしゃまがこんなに近くに寄ってくださるなんて…!」となること請け合いだ。
エサやり体験も行っていて、スタッフさんの指導の元、プールで泳ぐ子たちに向けて魚をあげることもできる。
自分であげるのも至福の体験だが、必見なのはスタッフさんのエサやりタイムだ。
どの子にも偏ることなく、必要な量の魚をあげなければならない。しかし何せ120羽超。魚が入ったバケツをスタッフさんが持って入ってくれば、わらわらわらわらと大勢集まってくる。
はい、一列に並んで! 順番にあげますよー。とは到底ならない。わらわらわらわらわらわら。そこでどうするか。
スタッフさんのひとりが魚を投げ、誰が食べかを判断して「〇番!」と告げ、もうひとりがチェックしていく。
判断材料は、羽の付け根につけられたタグだ。色の組み合わせで、どの子が何番なのかがわかる。しかしいくらスタッフさんが慣れているとはいえ、魚を食べるその一瞬で判断しすかさずチェックしていく、その様子はまさに神業だ。


邪魔にならないようにエリアをうろうろ堪能していたら、スタッフさんが「ペンギンは、つがいになったら一生添い遂げる…と言われていますが、浮気とかもあるんですよ。あの子がその子と浮気しているのを、この子が見てしまい修羅場に…」なんてお宝話をしてくれたことがあった。
ああ、なんという素晴らしき空間…。
ただ、冬の鳥インフルエンザの流行時期には、マゼランペンギンの展示が休止されることもあるので要注意。
公式をチェックし、ルールを守り、麗しきマゼランペンギンライフをご堪能ください。